腕立て伏せをしているときに、息していますか?
腕立て伏せに限らず、筋トレ中は呼吸も非常に大切なポイントなんです。
筋トレは無酸素運動なんて言われていますが、決して呼吸をしなくてもいいわけではありません。
今回は、腕立て伏せの際にどうやって呼吸をするのか、呼吸のコツなどについてお伝えします。
腕立て伏せ中の呼吸のリズム
腕立て伏せをする際の呼吸のリズムは、体勢が下がるときに吸い、上げるときに吐く、が基本です。
腕立て伏せに限らず、筋トレをする場合は、筋肉が伸展しているとき(伸びている)に吸い、収縮しているとき(縮んでいる)に吐く、というようにしましょう。
一部種目によっては逆になる場合もありますが、今回はその種目には言及しないでおきますね。
筋トレは無酸素運動だから、息を止めてやるほうがパワーが出るんじゃないの?と思われているかも知れませんが、これはとっても危険なのでやめてください。
どう危険なのかは、3番目の章で私の実体験をもってお伝えしますね。
筋トレ中はしっかり息をコントロールしながら行うようにしましょう。
筋トレ中に呼吸したほうがいいワケ
- 無酸素運動と無呼吸運動は違うことを理解したほうがいいから
- 酸欠になるとパフォーマンスが落ちる
- トレーニングにリズムがつく
無酸素運動と無呼吸運動は違うことを理解したほうがいいから
そもそも筋トレ中に呼吸をとめてでもやってしまおうと言うのは、筋トレが無酸素運動であるという認識があるからだと思います。
確かに筋トレは無酸素運動ですが、決して無呼吸運動ではありません。
無酸素運動というのは、筋肉中の酸素をエネルギーの元にしない運動のことで、呼吸とはあまり関係はないのです。
体が欲する酸素を供給しないのは、普通に危険なのです。
筋肉以外の体や脳は酸素は必要なので、しっかり呼吸をしながらトレーニングするようにしましょう。
酸欠になるとパフォーマンスが落ちる
呼吸しないまま運動していると、常識的に考えても酸欠になります。
体はフラフラしてくるし、めまいや吐き気もしてきて、最悪失神してしまう人もいるようです。
その後のトレーニングが続けられなくなるので、呼吸はしっかりと保っておいたほうがいいですね。
トレーニングにリズムがつく
これは私がよく実践している方法になります。
種目によって変わるのですが、腕立て伏せの場合「3秒で吸って、3秒で吐く」という呼吸のリズムと「3秒で上体を下げて、3秒で上げる」という筋トレリズムを一致させることで、リズミカルにトレーニングすることができます。
ある程度スピーディーにトレーニングしないと、だらだらしんどい思いだけが続いてしまうので、しっかり筋肉を意識しながらリズムに乗って筋トレする様にしています。
呼吸しないと大変なことになります。
これは私が実際体験した話なので少し恥ずかしいですが、聞いてください。
種目は腕立て伏せではないのですが、初めてスクワットをトレーナーに教えてもらいながらやったときの話です。
呼吸の仕方がわからず、とにかく体を上げることに必死になるあまり、呼吸を止めたままトレーニングを進めてしまったのです。
1セット目はなんとかできたのですが、そのインターバル中にはすでに少しの吐き気を感じていました。
運動で吐き気を感じたとこなどなかったので、これは気のせいだと思い続けて2セット目に入ろうとしたときに、なんと立ち上がれなかったのです。
完全に酸欠のときの症状ですね。
トレーナーには「よくあることだ」と言われましたが、体力には自身があったので正直ショックでした。
この時はトレーナーに「酸欠になれるほど自分を追い込めるということは良いことだ、自身を持っていい」と言っていただけたものの、酸欠状態の苦しさが尋常じゃなかったので、もうトレーニングしたくない…!と思ったほどでした。
あんな思いはできるなら、しないほうがいいです^^;
なので、今からトレーニングをしようと思っている方は、しっかり呼吸をする意識を忘れないでくださいね。
まとめ
今回は、腕立て伏せの際の呼吸の方法とコツ、そして筋トレに置いて呼吸って大事だよってことをお伝えいたしました。
筋トレ中の酸欠は本当にしんどいです。
トレーニング時間もかなりロスしますし、モチベーションが下がってトレーニングしたくないと思ってしまうときもあります。
そうならないためにも、しっかり呼吸を意識して、正しい腕立て伏せの方法をマスタしてくださいね。
もっと腕立て伏せについて知りたい方はこちらもどうぞ!
腕立て伏せに関する記事まとめにもどる方もこちらから!
コメント